歯を失った方へ インプラント治療のコンセプト Concept of implant treatment
元の噛み心地を取り戻す治療
人間の歯には意識していなくても、毎日とても大きな力が加わっています。食事の時はもちろんのこと、運動をする時など日常生活の何気ない動作においても、歯は身体の安定と維持のためにたくさんの役割を果たしています。口内の病気や事故などの外的要因で歯を失ってしまうと、日々の暮らしに大きな影響が出てしまいます。インプラントは、こうした歯を失ったときに行う治療のひとつです。入れ歯やブリッジにかわる「第3の歯」としてインプラント治療を行う歯科クリニックが増えてきました。インプラント治療では、100パーセントに近い純チタン製の人工歯根(インプラント体)を、歯を失った部分の顎骨に埋め込み、その上に人工歯を取り付けます。失った部分のみを治療する方法なので、ブリッジとは違い他の健康な歯を削る必要はなく、入れ歯のように他の歯を支えにする必要もないため、残りのご自身の歯に悪い影響を与えません。
咀嚼力も充分に回復するので、ご自身の歯と同様の噛み心地が取り戻せます。
当院のインプラント実績
跡部歯科クリニックとしては年間約100本の実績があり、
院長はインプラントセンターに勤務していた経歴もあり、今までのインプラント経験本数は約2000本に及びます。
精密な検査で安全と安心を
当クリニックでは「鎌倉インプラントセンター」を併設して、患者さま一人ひとりに合わせた最新のデジタルインプラント治療を行なっています。幅広い症例に対応できるよう新しい治療技術や設備も採用。
歯科用CTは従来のレントゲンでは確認できなかった部分も詳細に三次元把握することが可能で、綿密な検査・診断をもとに安心で安全な治療を実現しています。
撮影したCTデータ上で、安全で正確にインプラント治療が行えるインプラントポジションの診断を行い、その後3Dプリンターでサージカルガイドを作製することにより、従来のインプラントと違い理想的なインプラント治療が可能になりました。
また、歯科用マイクロスコープ(顕微鏡)を用いることで、肉眼では判別できないほどの細部まで明るくはっきりと確認できる状態で、高精度な診断と治療を行なっています。
治療の際には、患者さまの口内の状態やご要望に合わせて、インプラントメーカー(ノーベルバイオケア(R)・カムログなど)を選定します。
歯科技工士が常駐しているので、インプラント上部の歯を院内で迅速かつ正確に作製することができます。ワックスアップ(患者さまの歯型で作る模型)や、サージカルガイド(手術で埋入位置をガイドするプレート)の作製も院内で行うので、より細やかに患者さまのご要望にお応えすることができます。
インプラントは、通常の歯科治療と違って、手術が必要となる治療です。きちんとした知識と技術とマイクロスコープやCTなどの高度設備を備えた当クリニックで、安心して治療に臨んでください。まずはお気軽にご相談ください。
インプラントの症例
※60代・女性・インプラント治療2本 合計80万円・治療期間約3か月
インプラントと他の治療との比較
「入れ歯がどうしても合わない」「ブリッジを入れるために健康な歯を削りたくない」「元の歯の感覚を取り戻したい」
インプラントはこうした希望に応えられる治療です。
天然歯のように見た目が自然で、噛み心地も遜色ないことが特徴ですが、治療費用が比較的かかることが、受診を悩まれる多くの方が気にされる点です。
しかし、その他の治療と比較したときのメリットは大きいことから、一概に「高い」ともいい切れません。
各補綴治療のメリット・デメリットをご参考に、インプラント治療をご検討ください。
インプラント
メリット
- 自分の歯と同じ感覚で噛める
- 他の歯を削る必要がない
- 見た目が天然歯にそっくり
- 顎骨がやせるのを防げる
デメリット
- 手術の必要がある
- 全身疾患などがある場合は行なえない(重度の糖尿病など)
- 治療費用が高額になる
ブリッジ
メリット
- 補綴物を選べば自然な見た目に近づける
- 入れ歯よりも食感や味覚に違和感を与えにくい
デメリット
- 周囲の健康な歯を削る必要が有る
- 支えにする歯への負担が大きい
- 失った歯の部分の顎骨がやせてしまう
- 食べかすが詰まりやすい
入れ歯
メリット
- インプラントやブリッジに比べ処置が簡単に済む場合がある
- 治療費用が抑えられる
デメリット
- 口の中で動いたり、痛みが出たりすることがある
- 発音しづらいと感じることがある
- ご自身で取り外して手入れする必要がある
- 固定するため金属のバネをかける歯への負担が大きい
- 失った歯の部分の顎骨がやせてしまう
- 食べかすが詰まりやすい
何もしない(放置)
メリット
- 何もない
デメリット
- 失った歯の周囲の歯が動いてしまう
- 失った部分と噛み合っていた歯が浮いて弱くなる
- 咀嚼機能が低下する
- 正しい発音がしづらくなる
- 見た目が良くない
- 失った歯の部分の顎骨がやせてしまう
インプラント治療の流れ Flow of implant
01初診・カウンセリング
治療の内容や期間、治療上の注意点、治療後のメンテナンスなど、インプラント治療の概要についてしっかりとご説明いたします。治療に対する疑問やお悩みなど、どんなにささいなことでもご相談ください。不安を解消して治療に進みましょう。
02診査・診断
レントゲン撮影や口腔内写真の撮影を行ない、噛み合わせや虫歯・歯周病の有無など口内の状態を確認します。必要に応じてCT撮影も行ないます。精密な検査結果をもとにインプラント治療が可能かどうかを判断し、治療計画を立てます。
03埋入手術
治療計画に基づいて、人工歯根(インプラント体)の埋入手術を行ないます。患者さまに合ったインプラントを選んで、顎骨に埋め込みます。ご希望に応じて部分麻酔(静脈内鎮静法)を用いた、痛みの少ない手術を行ないます。オペ室は衛生環境にこだわった完全個室です。高度な治療を行うためのマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)や専用の診療ユニットを揃え、他の患者さまの目を気にせずに落ち着いて手術を受けることができます。
04治療期間
人工歯根が顎骨に定着し、充分に結合するのを待ちます。通常2〜4ヵ月くらいの期間となります。
05人工歯の作製と装着
人工歯根と顎骨が結合し、歯肉の形が整ったところで、歯型を取ります。色や形を患者さまの歯に合わせて人工歯を作製し、人工歯根に装着します。
06メンテナンス・定期検診
インプラントを長く快適にお使いいただくために、毎食後に行う適切なブラッシング方法をお伝えします。治療完了後は2〜4ヵ月程度に1回、定期検診を受けていただき、インプラントや噛み合わせの状態をチェックします。
インプラント治療後のメンテナンス
インプラント治療によって得られる、快適な噛み心地と自然で美しい見た目を長く保っていただくために、治療完了後は2〜4ヵ月に1回、定期検診でのメンテナンスをおすすめしています。
インプラント自体は耐久性に優れていて、虫歯になることもありません。しかし天然歯と同様に歯周病対策が重要で、ケアを怠るとインプラント周囲炎を起こします。症状が進むと歯周病菌に顎骨が侵され、支えられなくなったインプラントを撤去しなくてはならないことに…。
歯周病は痛みなど自覚症状が出にくく、気づくのが遅れがちなので、定期検診で早期発見することが大切です。
患者さまご自身で毎日のブラッシングを適切に行ない、出血や歯肉の腫れなど、歯周病の初期症状がないかもよくチェックしてください。
インプラントもご自身の歯と同様に、日々のケアと定期的なメンテナンスで、心地よく使い続けることができます。
インプラント治療の費用 FEE OF TREATMENT
検査
インプラント検査(歯科用CT撮影含む) | ¥11,000 |
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インプラント
通常:埋入手術¥220,000+かぶせ物¥220,000~ | 合計¥440,000~ |
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1次手術 | ¥220,000 |
2次手術 | ¥110,000 |
補綴¥110,000 もしくは 前歯審美補綴 ¥132,000円 |
外科処置オプション
骨移植(1ヶ所) | ¥55,000+オプション |
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歯肉移植(1ヶ所) | ¥33,000+オプション |
エムドゲイン | ¥44,000 |
ソケットリフト(1ヶ所) | ¥33,000 |
サイナスリフト | ¥110,000 |
セデーション(点滴麻酔) | ¥88,000 |