歯科医師免許には更新制度がありません。
9月16日・17日の連休で研修会に参加してきました。
そこで、今後研修会や学会報告をさせて頂く際に1つだけお話しをさせてください。
タイトルにも書かせて頂きましたが「歯科医師免許には更新制度がありません。」
よって国家試験合格後、知識のアップデートや治療技術の向上に努めなかったとしても誰にも咎められません。
例えば歯科医師免許取得後、
【20年間何も努力しなかた歯科医師】 と、【20年間日々努力し続けた歯科医師】
あなたは『どちらの歯科医師に診察されたいですか?』
残念ながらその差は患者さんにはほぼわかりません…。想像しただけでも震えてきませんか?
私は後者でありたいと思っています。副院長をはじめ、うちのスタッフは全員そう思っています。
よって、跡部歯科クリニックでは毎週院内勉強会を行っております。
そして皆(歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士)頻繁にそれぞれ休みの日を使い「知識のアップデート・技術の向上」を行っています。
今回私は、下記の写真にある2日間コースに出席してきました。
基本を復習するために。
何事も応用がきくのは、基本を知っているからですよね(^^)
写真は敬老の日の研修会場からの景色ですが、気持ちいい位に秋晴れでした。
こんな日は、子供達と遊びに行きたかったなぁ。っと一瞬思ったのは内緒です(笑)
さて肝心の内容ですが、
メインは、ペンシルバニア大学で学ばれた牛窪先生と、イエテボリ大学で学ばれた大月先生のレクチャーでした。
牛窪先生からは【いかに歯内治療を成功に導くか】を基礎から最新の手技までを細かく聞くことが出来ました。
歯根治療はやはり『無菌的な治療』が一番大切です。
当クリニックでも、もちろん無菌的治療を行うために「ラバーダム防湿」を行い治療しています。
そして、歯根治療に欠かせない「歯科用顕微鏡」「CT」「Ni-Tiローターファイル」「超音波器具」などが揃うことにより、従来ではわからなかった、そして治らなかった病気の治癒率が格段に上がります。
そして翌日の大月先生からは
【歯周病の実態と治療の判断基準】をこれまた科学的根拠を交え細かくレクチャーして頂きました。
もちろん専門的な話しは沢山ありましたが、
歯周病治療はまず第一に『患者さん自身のセルフケアが一番大切』という事は数々の論文から証明されています。
「歯を磨く」 基本的なことですよね? 歯周病に限らず、虫歯も日々のセルフケアがまずは基本です。
当クリニックでは、歯科衛生士でお口の中をクリーニング(着色や歯石取り)する時間も基本的に予約は1時間確保しています。
よって十分時間があるため、お口の中の日々の悩みや歯磨きのテクニックなどもゆとりを持ってお答えできますので、お気軽にご相談ください。
最後に…
今回のスライドに出てきたソクラテスの言葉です。
「知らないというのは罪」・「知っているだけでは意味がない」・「実際に診療に生かせる優れた知識や技術を持っている者が求められる」
その通りだと私も思います。
これからも医療人として、日々精進して行きますので宜しくお願い致します。